デザイラストレーターの演劇もろもろレポ

本のこと、物語のことを考えているフリーランス/デザイラストレーター。 高等学校教諭免許(国語)保持 主に読んだ本のことや舞台観劇レポ。 ◆Twitter @mei_le20

日々思うこと。これがエッセイ

日々の日記の書き方〜読書のすすめ齋藤孝さんの記事を読んで思い出したこと〜

◉たまたま読んだネット記事について感じたことを書いています。 日々を書きつける こだわりのノート メリット おまけ 『読書力』齋藤孝 日々を書きつける 東洋経済オンラインの記事(2019年3月)で明治大学教授の齋藤孝さんが、インターネットやSNSを制限つ…

はじめてのカフェに一人で入る「オトナ」の正体

知らない土地で、ちいさなカフェを見つける。 たたずまいお洒落で、きっとおいしいケーキセットでもあるのだろう。 …と思いながら、店内を様子見してするーっと通り過ぎる。 あ、通り過ぎちゃった。 立ち止まって、回れ右。 今度はゆっくり、歩幅小さくカフ…

母親について考える。お互い心地よい距離感とは

今月は母親の誕生日がある。 久々にちゃんとした手紙を書いた。 なぜか知らないけど、号泣しながら書いた。 自分が怖すぎる。 家族のことを考えると、しばしば視界がぼやける。 そのうち鼻がつまる。 「いつか」のために買っておいたかわいい便箋が役に立っ…

桜庭一樹の「荒野」を読んで思うこと。恋とはなにか?と聞かれたら…

読書が苦手。最後まで読んだことがない。 そんな子に、何か読みやすいのない?、と聞かれたら…(積極的に聞かれたい) まずは桜庭一樹さんの「荒野」をすすめてみる。 想定年齢は小学校高学年から高校生。 そんなあなたに(でなくても)読んでみてほしい。 …

簡単そうで難しいこと

簡単そうで難しいこと それは 買わなくてもいいけど買っておいたほうが後々ラクな買いもの。 何が難しいかというと、着替え。 なかなか着替えられない。 とくに、真冬や肌寒い日もある春。 服が冷たいのが、いけない。 冷たい空気に立ち向かうことができず、…

選択をして、まちがったなと思った時に思い出す小説の一節。

日々、小さな選択を自然にこなしている。 すみやかに、気づかないうちに。 昔イギリスのサイエンス(SF?)系のドラマに選択できなかった人生を体験する女の子の話があった。 満員必至な電車を待つホームに佇み、息が吸える車両をぼんやり考え読みがハズれる…

停滞する、ということ

時々、あれもこれも気になって手を出して、どれも中途半端になってしまうことがある。 イラストを鉛筆で描いたり、水彩で描いたり、アクリルで描いたり、デジタルで描いたり、また鉛筆で描いたり……。 はたまた、言葉を連ねたり、長い文章、短い文章を書いた…

消えた精神安定剤さがしものは…

あなたには、これがなくちゃ作業ができない といったアイテムはありますか?? わたしは、あります。 多機能ボールペン。 ジェットストリームFシリーズ これ!これである。 一度は書店などの文房具売場でみかけたことがあるだろう。 何かものを書く時、いや…

新元号だし、新年度だし、4月だし、

マフラーのないすっきりとした首元。 春が来た。 ついでに新元号もやって来た。 出かける用事があるけど、そわそわとラジオに耳を澄まして 「11:30」を待った。 あぁ、もういいや と思いながら、イヤホンをさして外に出る。 信号を渡る。 『新しい元号は、…

忘れたくない空気

友人から手紙をもらった。 返事を書いていた。 そばにあったえんぴつで。 久々にみた友人の文字は、 紙の上で小さく生息していた。 立つ練習をしている赤ちゃんのように すこし頼りなさげに、でも力強く 並んでいた。 文面を脳の片隅にとどめて わたしも 便…

サイクル

部屋の中に流れる もったりとしたあたたかい空気 上着もいらない、 厚手のトレーナーもいらない 洗濯物がはやく乾く 時々入るゆるやかな風 マンションの暑さを思い知った 一年前が ぐわっと押し寄せる あぁ、一年巡ったなぁ

降ってきた新鮮み

西日差し込む電車内 疲れ切った身体 聞き慣れた下車駅のアナウンス が まったく新しく聞こえた 引っ越したての 駅名にびくびくしていた あの頃にみたい そうしたら、 見慣れた車内も 知らない場所になった 知らない土地の 知らない車内 ぜんぶぜんぶ 新鮮だ…

Anime Japan2018 改善点してほしい…!

アニメジャパンに初参戦してきました。 初めて行ってみて、これ分かりづらいよね!? ということがありまして、まとめてみたいと思いました。 会場でアンケート募集されていたけど、あまりの疲労感に 忘れてしまったので。 ・入場券持ってる人、どこ行けばい…

丁寧さと親しみやすさinめがね屋さん

花粉が猛威を振るっている。 つらいです。 四月からデスクワークで画面とにらめっこな日々を過ごすので めがねを新しくつくった。 個人で経営されている近所のめがね屋さん。 はちゃめちゃに親しみやすいお店だった。 失礼だけどそんなに広くなく、大きな看…

ことばを受け取るということ-さユりミニライブ・池袋-

酸欠少女さユりちゃんの CD予約会に伴うミニライブを観覧しに エソラへ。 彼女はいつでも全力だ。 ことばを発するということに敏感で インタビュー記事を読んでいても 慎重にことばを選び発言しているのが伝わる。 デビュー曲である「ミカヅキ」をきっかけに…

あなたと次元は違うけど

東京藝術大学卒業・修了作品展 情報量に圧倒された。 いくつもの「主張」があふれていて はじけていた。 きっともっと、 ひとつにたくさん時間をかけないと いけないのでしょう。 そのひとが その作品にかけた時間は 最低でも向き合った方がよいのでは、 と…

元日2018

新年ですね あけましておめでとうございます。 実家にいた頃は 「参拝いこうよ」 という父を煩わしいなぁ、、と 思っていたこともあったけれど、 なにせ、 一人だものだから。 人いきれする空間へ出向き しっかりと形式を踏まえないと 昨日の続きとおんなじ…

大量の中村屋月餅とともに…

大晦日、である。はじめてひとりで越す大晦日。 迎えるであろう正月。 テレビのない、わたしの部屋は、 ラジオアプリから聞こえる声で 少々のさみしさをやわらげる。 ラジオを聞き流しながら カーテンを洗った。 昔クリーニング店のアルバイトをしていたとき…

観劇の心得 そこは神聖なのだから…

舞台観劇に行った。 初、神奈川KAAT芸術劇場 『HEADS UP!』 日常が飛んでしばし夢の始まり… のはずだった。 けれど、夢はなかなかはじまらない。 開始の5分が過ぎた。 まだ始まる気配はしない。 10分が過ぎさすがに客席はしん、と静まる。 そこへ後から後か…

え、え、え、エディット手帳

来年(2018年)の手帳を入手した。 毎年ちらちらと横目で気にしながらも 無関心を装っていた、 1日1ページタイプの手帳。 奮発した、のだ。 みなさんもそれぞれ手帳には 一定のこだわりがあるのでは、と想像するのだが、 わたしも毎年、確信と妥協を抱きな…