選択をして、まちがったなと思った時に思い出す小説の一節。
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日々、小さな選択を自然にこなしている。
すみやかに、気づかないうちに。
昔イギリスのサイエンス(SF?)系のドラマに選択できなかった人生を体験する女の子の話があった。
満員必至な電車を待つホームに佇み、息が吸える車両をぼんやり考え読みがハズれる。
エスカレーターかエレベーターか。
コンビニスイーツを買うか否か。
まだまだドラえもんの便利道具が出る気配はなさそうだから、もう一つの人生なんて生きられない。
一個ずつ、選択するしか術はないんだなぁ。
ごめんね。電気屋のお兄さん。
わたしにはポケットWi-Fiは最適・快適ではなかったんだよ……。
4時間かけてじっくりコトコト「買う気」を熟成させられ一抹の不安をいだきながら契約してみたけど、なんかちょっと、違いました。
その場で言われたことを咀嚼して理解するまでがとても長い。
すべて「宿題」にしたい性質だ。
一個ずつ確実に「わかった」を積み重ねないと危険信号が鳴り響く。
…ってわかってるのにね。
でも、これを選択したのも自分。
しかしわたしは「失敗」とか「後悔」ということばが苦手。
そんな重い二字熟語を自分に浴びせても余計落ち込むだけだから。
こんなときは、ふんわーり、「あぁ、ちょっとちがったなぁ…」とやんわーり受け止める。受け止めるというか、「あ、そういうことねー。オッケー。りょうかーい」と、友人にラインの返信をするフランクさでさらりと返す。
だれに?
起こった出来事に。
結果として後日、電気屋の別のお兄さんの対応で金銭的に損にはならなかったからカモしれないけど、そんなに気が落ちることはなかった。
なぜならば、わたしにはこのセリフがいつもついているから。
「あのね、人間のやることの99パーセントは失敗なんだってさ。だから失敗するのは普通の状態なんだ。フランク・ザッパが言うには、失敗するのを死ぬほど恐れているのは、自分を最高に恰好いいと思っている自惚れた人間なんだって」伊坂幸太郎「ガソリン生活」
これは、かわいい緑のデミオ(車)のセリフ。
向かう所敵なし、な自分になれる素敵なセリフ。
こんなの気休め?
いやいや、世の中は考え方次第でハッピーにもアンハッピーにもなれるんだから、どうせならちょっと楽しくいってみましょう。
あのイギリスのドラマの女の子は、もう一つの人生を体験して幸せだったのだろうか。
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