観劇の心得 そこは神聖なのだから…
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舞台観劇に行った。
初、神奈川KAAT芸術劇場
『HEADS UP!』
日常が飛んでしばし夢の始まり…
のはずだった。
けれど、夢はなかなかはじまらない。
開始の5分が過ぎた。
まだ始まる気配はしない。
10分が過ぎさすがに客席はしん、と静まる。
そこへ後から後から入場客が
係員を先頭にすたこら入ってくる。
そんな人たちが3~4人。
わたしは辟易してしまった。
時間ぐらい、、、
ま、守ろう!?
やむを得ない事情があったのかもしれない。
でも、でも、あの大きな劇場で
定刻通りはじまらないのは違和感だった。
10分遅れたのが、なかなか集まらない観客が原因なのかは
分からない。
ひょっとしたら、ウラで不具合があって
始められない事情があったのかもしれない。
でも、でも、、
わたしはこれまで宝塚歌劇を主に観劇してきたから、
遅れてくる観客に合わせて上演する、などはなく、
むしろ観客も一定のマナーがある方が多く、
極力芝居に支障が無いよう、ふるまっている。
…とわたしは思っている。
10分が過ぎ、次から次へ遅れてくる観客を見ているうち、
わたしはこれから始まる異世界に
集中する意気込みを完全にそがれてしまった。
虚構を虚構としてとらえてしまう
準備が着々とできあがって
幕が上がる頃には
冷めた自分が
そこには、いた。
。。。。。。。。。。。。
舞台はわたしにとって
いつまでも特別な、場所だ。
ナマである、という魅力。
観客全員で目の前のことに
集中し、目撃する、一体感。
だから、
そのためには
開始のベルが鳴ったら
着こうよ。席に