日々の日記の書き方〜読書のすすめ齋藤孝さんの記事を読んで思い出したこと〜
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◉たまたま読んだネット記事について感じたことを書いています。
日々を書きつける
東洋経済オンラインの記事(2019年3月)で明治大学教授の齋藤孝さんが、インターネットやSNSを制限つけて利用し、生まれた時間で読書をしてほしいということを言っていた。
そして、深く海へ潜るように「沈潜」し、自分の深い部分と向き合うことがこの世の中で大事だと。
ところで、わたしは起こったこと感じたことを記録しておきたい人だ。
今でもそうしているが、イラストや何かの感想を書き残せるように一冊大学ノートをらくがき帳にしている。
中高生の頃は常にいま好きな音楽、漫画、読んでいる本の登場人物のことがぐるぐるしていて、その熱を発散できず罫線に関係なく、文字とイラストを添えて自由に書いていた。
忘れないうちにかこう!という気持ちで、感情が新鮮なうちに後から読み起こしても鮮明に蘇らせることができるように、なるべく的確な表現をさがして。
気づけば日付は日々更新されていて、日常のちょっとうれしかったことや友だちの新しい一面を発見して思ったことなどを書きつけるようになっていた。
こういう毎日日記のハウツー本や自律神経系の本にはその日の反省点や改善点などを書きましょうとススメているものもあるが、わたし個人的な意見としては読み返してすこし辛かったり、悲しくなるようなことは書かないようにしている。
書いている時間は「ノート対わたし」
とても静かな時間だった。
音楽をききながら書いていたこともあったが、携帯もガラケー時代でPCも自分専用のものなど当然なく自分の部屋にほかに気が向くものがなかった。
齋藤さんの記事を読み、まさにこの時間が「沈潜する」時間だったのだなぁと思った。記事にもある通り、「自分自身と対話」して新たな自分と出会う。
斎藤さんはこの「沈潜する」時間を読書につなげていた。
わたしも文学系の大学時代小説を解釈するレポートの課題では四六時中小説のことを考え、何度も自問自答し「これだ」というこたえを導いていた。
考えているときは見えないゴールに向かって走っていくみたいに終わるかどうかわからない不安にかられるが、たどり着いたときには小説の中で出会った新しい価値観とともに自分自身も少しだけ前進できたような感覚になれる。
社会人になり会社で働くようになってからは、仕事を覚えることと日々の生活でそういったゆっくりとした時間を作ることを忘れ、だんだんと自分のリズムが崩れていくことがわかった。
「何かがおかしい」と一度立ち止まってみて突き詰めてみると、学生時代のゆっくりと文字やイラストでノートを埋めていた時間が消えたからなのか、、、と思い至った。
それくらい、わたしにとって大切な時間だったということがわかった。
こんなかんじでノートに書き連ねている(なぐっている、と言っても、、笑)
様子をさらっとイラストでお送りします。
とにかく、一言でも一絵でも思いついたままに残しておきたいことをパズルのピースを敷き詰めるように書いています。
こだわりのノート
これまでのノートたちの一部です。
メリット
- キャンパスノートなら書店やスーパーにも売っている一番手に入りやすい、なくなってもすぐに補充できる。
- カラフルなデザインが多く、かわいい。
書く際のルールなんてありません。
書かない日があっても大丈夫です。罫線に沿って文字を書く必要もありません。カラフルにしたり、色えんぴつでかいてみたりして、後から見返してたのしくなることを願います!
そのほうが続けやすく、自分の心にも安全。
↑こんな柄もあるんですね!かわいい〜
おまけ 『読書力』齋藤孝
学生の頃、「読書」についての新書を読み漁っていた時、この方のこれははずせないでしょう!と洋々と読んだ記憶があり、借りた後手元にほしいと書店へ赴いた思い出もあります。
p18「本を読んだというのは、まず『要約が言える』ということだ。(…中略)要約できることを読んだ条件にすることによって、いつでも要約できるかどうかを自問するようにする」
という箇所が強く印象に残っている。