簡単そうで難しいこと
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簡単そうで難しいこと
それは
買わなくてもいいけど買っておいたほうが後々ラクな買いもの。
何が難しいかというと、着替え。
なかなか着替えられない。
とくに、真冬や肌寒い日もある春。
服が冷たいのが、いけない。
冷たい空気に立ち向かうことができず、体温でなじんでいるパジャマが脱げずにいる。
暖房器具の前に服をおき、しばらくあたためて意を決して服を脱ぐ。外に出る。
そんなことが、とてもとても遠い動作のように感じられて、なかなか気持ちも体も動かない。
こんなとき、私は自分で自分に問いかける。
「も、うすぐ、行ける?13時になったら行く?どうする?」
そんなあいまいに「どうする?」なんて聞いちゃうものだから
「んんー、どうしようねぇ…」
となってしまうのだ。
重い腰は椅子から上がらない。
これが、今使ってるものでトイレットペーパーが最後!ともなれば、寒かろうが難しかろうが「行く」一択しかない。さっさと行って帰ることができる。
急を要しないけれど、買っておいたほうがよいものが曲者だ。
もろもろの洗剤の替え、ごま油、2、3日後にはなくなる予定のたまご。
(たまごは毎日かかさず一個は摂取する)
こういうものはなんでも、できるときにやっておくのが吉であるとわかっている。…だが、わかっているけどできないというのも、わかっている。
結局、岩より重い腰はたいてい日が沈んでから動き出す。
外は薄暗くなり、空気は冷たくなる。
自ら過酷な状況に追い込むスタイル。
やっとの思いで着替えを終わりリュックを背負っていざ、外へ。
瞬間は、さむい。
でも、5分もすれば身体はあたたまり足取りも軽くなる。
座っている時よりもたくさん息が吸えるし(姿勢が悪いから)なんだか頭もすっきりする。
あぁ、かるい。
全部、かるい。かんたん。清々しい。
外の空気にふれながら、狭い部屋でうずくまるように座っていた小さい自分を思い出して、
あれは、息が詰まるわな…
と、毎回思うのだ。
「もっとはやく、着替えればよかったのに…」でも、
いつまでたっても、簡単そうで難しい。
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