デザイラストレーターの演劇もろもろレポ

本のこと、物語のことを考えているフリーランス/デザイラストレーター。 高等学校教諭免許(国語)保持 主に読んだ本のことや舞台観劇レポ。 ◆Twitter @mei_le20

簡単そうで難しいこと

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簡単そうで難しいこと

それは

買わなくてもいいけど買っておいたほうが後々ラクな買いもの。

 

何が難しいかというと、着替え。

なかなか着替えられない。

とくに、真冬や肌寒い日もある春。

 

服が冷たいのが、いけない。

冷たい空気に立ち向かうことができず、体温でなじんでいるパジャマが脱げずにいる。

 

暖房器具の前に服をおき、しばらくあたためて意を決して服を脱ぐ。外に出る。

そんなことが、とてもとても遠い動作のように感じられて、なかなか気持ちも体も動かない。

こんなとき、私は自分で自分に問いかける。

 

「も、うすぐ、行ける?13時になったら行く?どうする?」

そんなあいまいに「どうする?」なんて聞いちゃうものだから

「んんー、どうしようねぇ…」

となってしまうのだ。

重い腰は椅子から上がらない。

 

これが、今使ってるものでトイレットペーパーが最後!ともなれば、寒かろうが難しかろうが「行く」一択しかない。さっさと行って帰ることができる。

 

急を要しないけれど、買っておいたほうがよいものが曲者だ。

もろもろの洗剤の替え、ごま油、2、3日後にはなくなる予定のたまご。

(たまごは毎日かかさず一個は摂取する)

 

こういうものはなんでも、できるときにやっておくのが吉であるとわかっている。…だが、わかっているけどできないというのも、わかっている。

 

結局、岩より重い腰はたいてい日が沈んでから動き出す。

外は薄暗くなり、空気は冷たくなる。

自ら過酷な状況に追い込むスタイル。

 

やっとの思いで着替えを終わりリュックを背負っていざ、外へ。

瞬間は、さむい。

でも、5分もすれば身体はあたたまり足取りも軽くなる。

座っている時よりもたくさん息が吸えるし(姿勢が悪いから)なんだか頭もすっきりする。

 

あぁ、かるい。

全部、かるい。かんたん。清々しい。

 

外の空気にふれながら、狭い部屋でうずくまるように座っていた小さい自分を思い出して、

あれは、息が詰まるわな…

と、毎回思うのだ。

 

「もっとはやく、着替えればよかったのに…」でも、

いつまでたっても、簡単そうで難しい。

 

 

 

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